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やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターでは国内外のスポーツ医・科学情報をはじめ、各競技大会成績を配信しています。

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サポート2011@スポーツ医・科学センターです。(柴田)

【国内】情報

jissより【国策による強化体制】に関わる最新情報が入りましたのでご紹介します。




◆ニッポンのために「スポーツ庁」設立を!

 【北京五輪・本隊帰国】北京五輪日本選手団の本隊が25日、羽田空港着の航空機で帰国した。主将の鈴木桂治(28=平成管財)、旗手の福原愛(19=ANA)らとともに、都内で会見に出席した福田富昭団長(66)は、2012年のロンドン五輪に向けて「スポーツ庁」の必要性を強調。16年の招致を目指す東京五輪につなげるためにも、国策として強化に取り組む姿勢を示した。

 選手強化の最高責任者の危機感は大きかった。帰国後の会見。ロンドン五輪に向けて口を開いた福田団長は「世界のスポーツ全体のレベルが上がっている。国策として取り組まないと発展、維持させることは難しい」と強調し、対策として「スポーツ庁の設立を叫びたい」と強調した。

 以前から必要性が叫ばれているスポーツ庁。5月には当時の渡海紀三朗文科相が「自民党内ではスポーツ庁をつくろうという話も出ている」と明かしたように、日本オリンピック委員会(JOC)は水面下で設置に向けて動いてきた。最大の目的が強化費の確保だ。

 現在、各競技団体は、事業費などの名目で予算を組んで申請し、認められれば予算総額の3分の2を国からJOCを通じて支給される。だが、残りの3分の1は自己負担で、スポンサーを募るなど各団体が自力で集めなければならない。

 福田団長は「残りの3分の1で苦しんでいる団体が存在する」と指摘。3分の1を出せないために、強化事業を断念する団体も多いのが現状だ。しかも、JOCが国から与えられる強化費は27億円。北京五輪で大躍進を遂げた英国の約470億円に比べると約17分の1という少なさだ。

 「もし(16年に)東京で五輪が行われるなら、ロンドンまでに、しっかりとした強化をして世界の好位置に立たなければならない」と福田団長。ナショナルトレーニングセンター(NTC)を手に入れたスポーツ界にとって、スポーツの振興、発展や人材育成を目的とするスポーツ庁の設立は新しい悲願となる。ロンドンに向けた練習をスタートさせた選手同様、強化責任者の4年後に向けた戦いも始まった。

 ≪各国ではスポーツ省設置≫
世界でスポーツ省が設置されている国は多いが、他省庁と役割を兼ねるケースが多い。ジーコ元サッカー日本代表監督が初代長官を務めたことで知られるブラジルは現在「スポーツ・観光省」として活動。英国は「文化・メディア・スポーツ省」となっている。通常は各種競技団体を統括して予算編成を行うなど活動を支援。「教育・社会政治・スポーツ省」として活動するスペインでは北京五輪の機に各競技強化に向け、スポーツ省の独立を目指す動きが出ている。

2008年08月26日スポニチ



◆2016年の五輪でメダル量産へ…文科省が国家プロジェクト

 文部科学省は、東京が開催都市に立候補している2016年五輪でのメダル量産を目指し、国として強化を後押しする新たな体制をスタートさせる方針を固めた。

 「競技力向上ナショナルプロジェクト」という名目で、開催地五輪での躍進へ向け、まず09年度の概算要求で約12億5000万円を計上する。

 プロジェクトでは、柔道やレスリングなどメダル獲得が有望な競技を対象に、競技全体を統括する「ナショナルコーチ」制度を創設。ライバル選手の視察、ルール改正を巡る情報収集や分析などを専門に行い、メダル獲得をサポートする。さらに、16年五輪で主力となるジュニア世代をターゲットに、重点的な育成にも取り組む方針だ。

 北京五輪は、国家主導の強化策で躍進する国々が目立った。中国は、金メダル数が前回の32個から51個へ急増し、米国を抜いて初の1位に。外国人指導者を招へいするなどの強化策が実った。12年にロンドン五輪を迎える英国も、金9個の10位から19個の4位に躍進。強化費増加などの施策が効果を発揮した。

 これに対し、日本の金メダル9個は全体の8位。今年1月にナショナルトレーニングセンターが完成して初の五輪となったが、過去最多タイだったアテネ五輪の16個を大きく下回り、日本オリンピック委員会(JOC)が目標に掲げた「二けた」に届かなかった。

 不振の主な要因は世代交代と対応の遅れ。金9個のうち7個が2大会連続の金メダル。柔道は、一本を狙う日本のスタイルから、世界の潮流であるポイント制への対応が遅れ、前回のメダル10個から7個に減少した。このため、競技団体などから、国が本腰を入れて、トップアスリートの強化に乗り出すよう求める声が上がっていた。 (永井順子)

(2008/08/26-10:32 /読売新聞)


◆<鈴木文科相>17競技に「ナショナルコーチ」

 鈴木恒夫文部科学相は26日の閣議後会見で、2012年の五輪ロンドン大会や東京が招致を目指す16年大会でのメダル獲得数を増やすため、柔道や体操など17競技に「ナショナルコーチ」を置く方針を示した。現場の監督やコーチを統括し、選手強化の戦略を練る。09年度予算の概算要求に約12億5000万円を計上する。

 文科省によると、柔道や体操などのほか、北京大会で4、5位の成績を残すなど「メダルまでもう一歩」の競技が対象。若手選手の海外修行や海外の指導者招へいなども検討し、ナショナルコーチがプロジェクト進行の全体を管理する。

 鈴木文科相は「大所高所から育成へのアドバイスができるような、見識の高い方を委嘱したい」と述べた。

【加藤隆寛】

(2008/08/26-13:56 /毎日新聞)
by support2011 | 2008-09-04 14:35 | 【国体】