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やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターでは国内外のスポーツ医・科学情報をはじめ、各競技大会成績を配信しています。

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[support 2011-net:0362]
サポート2011@スポーツ医・科学センターです。(柴田)

【スポーツ医・科学】情報

JISSより【スポーツ栄養】に関わる最新情報が入りましたのでご紹介します。




◆クレアチンが筋損傷からの回復スピードを速める
 
 クレアチンを使用することで筋損傷の減少と回復スピードを速めることが明らかになった。

 Journal of the International Society of Sports Nutritionで発表された新しい研究では、少なくとも6ヶ月は定期的な運動をしていない18歳から25歳男性14名に対して、クレアチンを加えたブドウ糖飲料
もしくはブドウ糖飲料を飲む群を無作為割り付けを行った。

 クレアチンを加えた飲料は、体重1kgあたり0.1gを個別に準備した。彼らは1日3回5日間飲料を飲んだ、筋損傷を誘発するために膝の屈曲伸展運動を2週間行い、運動後に1日1回飲料を飲んだ。

 2週間にわたる筋損傷運動の後、全員の筋力が低下した。しかし、クレアチンを含んだ飲料を摂取した群は最初の4日で筋力低下がより少ない結果を示した。

 また、1週間後の筋損傷マーカーは対照群より低かった。クレアチンを摂取することは、いくつかの先行研究において特定の競技においてパフォーマンスを強化するかもしれないことが示唆されている。

 「我々の調査での主な知見は、筋損損傷運動前後の間にクレアチンサプリメントを摂取した男性で筋力がより高いままであったということである」とオーストラリア・メルボルンのビクトリア大学のAlan Hayes博士他共同研究者は述べた。

 「ひとつは回復期のより速い筋肉の発達によるかもしれない。しかし、クレアチンを使用した男性の運動後の酵素(クレアチンキナーゼ)の値が低く、より少ない筋損傷を示した。」

 運動後の筋損傷を避けるには、クレアチンサプリメントを考慮することに加え、以下の処置をとることができる。まずは、多くのフィットネス専門家が推奨するように運動強度もしくは運動時間を毎週10%だけ増やすこと、運動前のウォームアップにゆっくりな運動と柔軟体操を行うこと、ストレッチングを行わないことはけがのリスクを増加する。適度なウォームアップは伸張性運動に対して痛みを妨げることができるといういくつかの根拠がある。また、運動後はゆっくりとクールダウンをすること。そして、しっかりとした睡眠と運動2時間前の健康的な食事、水分補給をおこなうことである。

参考文献:J Int Soc Sports Nutr 2009;6:13

2009/8/29 medfinds 
http://www.medfinds.com/healthnotes.php?org=medigrative%2Cmedigrative&page=newswire/newswire_2009_08_27_2.cfm

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情報提供:
 柴崎真木(栄養・プロジェクトリーダー)
  チーム「ニッポン」マルチ・サポート事業

 ロンドン2012に向けた包括的・戦略的な情報・医・科学サポート体制
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by support2011 | 2009-09-15 11:47 | 【スポーツ医・科学】