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やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターでは国内外のスポーツ医・科学情報をはじめ、各競技大会成績を配信しています。

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サポート2011@スポーツ医・科学センターです。(柴田)

【スポーツ医・科学】情報

【トレーニング】に関わる最新情報が入りましたのでご紹介します



◆ 柔軟性とストレングスがトレーニングと障害予防の核

 Usain Bolt選手は陸上100メートル・200メートルの世界記録保持者であり、MebKeflezighi選手は11月に開催されたINGニューヨークシティマラソンで、28年の歴史上初のアメリカ人優勝者となった。

 両選手とも、力強さと柔軟性を合わせ持ち、成功へとつながっている。怪我を予防し、世界トップのタイトルをキープし続けるため,両選手は厳しいトレーニングに適応している。

 35歳のKeflezighi選手の若さの秘密は体幹、柔軟性、ドリルにあった。2004年のアテネオリンピックではマラソンで銀メダルを獲得した後、2008年に股関節周辺の疲労骨折に苦しんだ。しかし、2009年には7マイル走、ハーフマラソン、クロスカントリーのアメリカ国内大会を制し、ニューヨークシティマラソンも優勝し、ロードランナー・クラブ・オブ・アメリカの2009年ロードランナー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた。これは毎朝7時からの治療とトレーニングの結果である、とKeflezighi選手は確信している。

 Usain Bolt選手は2004年、彼が17歳の頃から国際舞台で活躍してきた。2008年北京オリンピック、2009年世界選手権では衝撃的な疾走となったが、これは彼のコーチであるGlenn Mills氏による筋力や柔軟性を高め、高強度ランニングトレーニングを減らしたトレーニングプログラムによるものである。身長1.95メートルのジャマイカ人選手もまた、脊柱側弯症やハムストリングスの怪我に悩んでいた。そこでMillsコーチは、脊柱の問題を解決するために体幹のトレーニングに乗り出した。この予防トレーニングを開始して二年。Bolt選手は世界トップに名乗りを上げた。

 ストレングストレーニングは、筋のバランスの悪さを修正し、関節張力や動作を改善し、筋へのストレスや疲労を軽減し、神経筋機能の良い状態を維持することで怪我を予防することにつながる。

怪我の予防のためのアドバイス:

■体幹のバランス:
腰背部のトレーニングも十分に実施する。腰背部が弱いと体幹部のアンバランスさが助長され、ハムストリングスの怪我につながる。

■アイスバス:
激しいトレーニングの後は下肢をアイスバスに浸すことである。冷水が血管を収縮させ、その後拡張することで血流が促進され、筋疲労が改善される。

■長距離走選手は自重でのトレーニング:
除脂肪体重を維持するために、長距離走選手はストレングストレーニングでは自重を用いる。

■ダイナミックドリル:
トレーニングの中にダイナミックドリルを組み込む。下肢の全可動域あるいは機能的な範囲で行う。

■恒常的なトレーニング:
少なくとも週3回、ストレングストレーニングや柔軟性トレーニングを実施する。
曜日ごとにトレーニングタイプを変える場合には毎日実施する。


2010/04/06 Examiner.com
http://www.examiner.com/x-39913-Running-Examiner~y2010m4d6-Flexibility-and-strength-key-to-Bolt-and-Keflezighis-training-and-injury-prevention-video

情報提供元:チーム「ニッポン」マルチ・サポート事業
by support2011 | 2010-04-08 16:51 | 【スポーツ医・科学】