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[support 2011-net:0700-4]
2011年 02月 18日
サポート2011@スポーツ医・科学センターです。(柴田)
【スポーツ政策】情報 【スポーツ政策/スポーツ基本法】に関わる最新情報が入りましたのでご紹介します。 ◆ 【甦れ!! ニッポン】第9部 スポーツ基本法を問う(4) ■地域で子供を育てよう/NPO執行責任者・榊原孝彦氏 学校を「地域のスポーツパーク」にするのがわたしの大きな夢です。日本のスポーツ施設の約60%が学校施設といわれます。学校が門戸を閉ざした孤島のままでは、スポーツを楽しむ人々が、全国的に広がるのは非常に難しいと思います。 昨夏に文部科学省が発表した「スポーツ立国戦略」で、学校は重要なスポーツ活動拠点と位置付けられました。体育館、校庭など、既存施設の有効活用が強調されています。今後は学校の施設を「地域の財産」として、もっと活用していくための法的な整備が必要です。 現状では困難な問題があります。学校の部活動と総合型クラブなど地域の活動はなかなか同居できません。生徒全員が受ける授業だけでなく、希望者だけが参加する部活動も学校教育活動の一環で、学校の中では常に優先されるからです。 《文科省は、2008年2月に改定した中学校の指導要領で、部活動を「学校教育の一環」と位置づけ、「実態に応じ、地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うように」とした》 授業は学校教育活動として学校が責任を持って全力で運営する。一方、部活動は学校の教育活動から外して地域に返す。この“輪郭”を法的に明確にしたい。 (約10年前に起こった)学校週5日制の議論は、子供を土日に地域へ帰すことが趣旨でした。 運営に携わっているNPO法人(特定非営利活動法人)「ソシオ成岩(ならわ)スポーツクラブ」は愛知県半田市の成岩中学校が拠点です。学校・地域共同利用施設として整備された体育館をクラブハウスとしています。成岩では土日の部活動を原則的に取りやめ、週末は中学生もクラブで活動するんです。 地域の老若男女が集まる総合型クラブならではの交流もあります。1996年の設立から15年近く経過し、卒業生がバドミントンのコーチで戻ったり、中学生が小学生を教えたり…。スポーツを核に、地域の各年代が集う空間になりました。 《2000年6月、文科省の保健体育審議会でスポーツ振興基本計画の在り方を検討した中間報告では、部活動の土日原則休止が盛り込まれた。しかし、「時期尚早」との判断で、答申では実態に応じて土日を休養日にするなど適切な運営をすること、となった》 スポーツ基本法が注目されるいま、心から「まだ、時期尚早ですか」とお聞きしたい。部活動の顧問からは反発が、地域からは戸惑いが生まれるでしょう。痛みは覚悟のうえです。大切なのは「子供は地域の宝」という大人の意識です。近所の子供の名前を何人言えるでしょう。 地域の人々が主体の総合型クラブでは、スポーツ、文化活動に加え、クラブの経営、講座の企画などにも子供たちが関わり、社会経験を積む場にできます。学校の負担は軽減され、地域で子供を育てる機運は「地域再生」につながります。 人口が2万人程度の校区なら、総合型クラブの運営は可能です。成岩は会員2600人強で、中学校区全体の人口の約13%です。動きが全国に広がれば日本の全人口の10%、1200万~1300万人が何らかの形で総合型クラブと関わります。 子供たちが憧れるトップ選手と接する機会をつくることも、全国的に共通の仕組みを作れば可能だと考えています。例えば、各競技の日本リーグクラスの選手が総合型クラブで講習を行うと、診療報酬制度のようにポイントを獲得できる制度はどうでしょうか。 日本スポーツ振興センターが、サッカーくじの収益金で行うスポーツ助成と共同歩調を取り、ポイントに応じてクラブや選手たちに活動助成金が支払われたら、面白くありませんか。子供たちはもちろん喜ぶし、トップ選手たちも活動資金を得られる、幸せな関係が生まれると思います。 ◇ 【プロフィル】榊原孝彦 さかきばら・たかひこ 1959年12月、愛知県半田市生まれ。51歳。82年から愛知県教員。半田市立成岩中学校生徒指導主事だった96年、地域住民と「ソシオ成岩スポーツクラブ」を設立し、現在はマネージングディレクター(執行責任者)。 (2011/02/12 産経新聞 東京朝刊)
by support2011
| 2011-02-18 09:46
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