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やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターでは国内外のスポーツ医・科学情報をはじめ、各競技大会成績を配信しています。
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サポート2011@スポーツ医・科学センターです。(柴田)

【強化戦略】情報

【ジュニア育成(卓球・野球)】に関わる最新情報が入りましたのでご紹介します。




◆ 子供の体力向上への試み (英才教育)/山梨

◇将来を見据え指導
 やる気のある子の能力をもっと伸ばすにはどうすればいいのか。子供全体の体力底上げと併せて重要な課題だ。県内でも各競技で英才教育に力を入れる動きがある。それらに共通するのは、目先の勝利にこだわらず、将来を見据えた指導だ。

 今年1月の卓球の全日本選手権女子シングルスで中央市出身の平野美宇(みう)選手(10)が最年少勝利記録を更新した。育てたのは同市の卓球教室「平野英才教育研究センター卓球研究部」。筑波大卓球部元主将の母真理子さん(42)が教室の監督で、小学生ら約30人が指導を受けている。「県内トップに」「オリンピックに出たい」と意欲ある子供ばかりだ。これまでも国際大会優勝者を育てており、全国的にも知られる。

 練習場では、真理子さんが「そう、いいよ」と明るい声を響かせる。スパルタとは正反対で「ミスを恐れず楽しんでほしい」と真理子さん。重視するのは、基礎技術の習得。全員が思い切りの良いスイングを見せる。

 子供同士の試合で勝つには、特殊なサーブを教えることが有効。しかし、真理子さんは子供たちの工夫を見守り、助言するのみだ。自主性を尊重する。

 ただ、勝敗を度外視はしない。競争は積極的に取り入れている。例えば、練習でスマッシュを一定回数成功できた人だけ次の段階に進める。こうすると「向上心に結び付く」。涙を流して悔しがる子供が多く、特に負けず嫌いなのが美宇選手だ。幼少時から敗戦の度に大泣きし、自主的に早朝練習に取り組んだ。人一倍の努力の積み重ねが、最年少勝利記録更新という結果に表れた。

 リトルリーグで7年連続日本一の調布リトル(東京都)や、山梨学院大付高野球部(甲府市)で監督を務め、元ヤクルトの荒木大輔さんらプロ野球選手も多く育てた鈴木秀俊さん(69)は、03年から山梨市の自宅で、小中高生に個人指導を始めた。「チームを率いれば、目先の勝利にこだわってしまう。技術、人間性の両面で本物の選手を育てたい」と試合は行っていない。

 鈴木さんに教えを請うのは約40人。スポーツ少年団や学校の野球部に入っている子供ばかりで、目標はプロだ。県外から来る高校生もいる。

 打撃練習で「球をよく見ろ」との指導が多い中、鈴木さんは「見るな」と声を掛ける。球を見ようと意識し過ぎれば、顔を動かして体のバランスを崩す。慣れない指導に戸惑う子供にも「やり方を変えた直後は失敗して当然。将来、打てればいい」。空振りでも形が良ければ「いいぞ」と褒める。

 「天才を育てるには練習の質と量が必要。幼少から始めるべきだ」と鈴木さん。約30平方メートルと狭い練習部屋から未来のイチローが育つと信じている。

   ◇  ◇

 挫折や燃え尽き症候群を心配し、否定的な意見もある英才教育。真理子さんはこう話す。
「その競技で成功できなくても、悔しさや喜びの経験が、その後の人生に必ずつながる」

【小林悠太】

(2011/03/02 毎日新聞 地方版)
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by support2011 | 2011-03-04 10:23 | 【国内・県内】